テックマヒンドラとIBMが ジェネレーティブAIで提携

テクノロジーコンサルティングとデジタルソリューションのグローバルプロバイダーであるTech Mahindraは、世界中の組織がジェネレーティブAIの使用を持続可能に加速できるよう、IBMと協力関係を結んだ。

この協力関係では、Tech MahindraのAIオファリングであるTechM amplifAI0->∞とIBMのwatsonx AIおよびデータプラットフォームにAIアシスタントを組み合わせている。顧客は、IBMのwatsonxの機能とTech MahindraのAIコンサルティングおよびエンジニアリングスキルを組み合わせることで、さまざまな新しいジェネレーティブAIサービス、フレームワーク、ソリューションアーキテクチャにアクセスできるようになった。これにより、組織が信頼できるデータを使用してプロセスを自動化できるAIアプリの開発が可能になる。また、企業が信頼できるAIモデルを作成するための基盤を提供し、リスクとバイアスの管理に役立つ説明可能性を促進し、ハイブリッドクラウドとオンプレミス環境でのスケーラブルなAI導入を可能にする。

Tech MahindraのChief Digital Services OfficerであるKunal Purohit氏によると、組織は責任あるAIの実践に注力しており、ジェネレーティブAIテクノロジーを組み込んで企業を活性化させているという。「IBMとの協力により、組織のデジタルトランスフォーメーション、GenAIの採用、近代化を進め、最終的にはグローバル顧客のビジネス成長を促進することができる」とPurohit氏は付け加えた。

AIにおけるビジネス能力をさらに強化するために、Tech Mahindraは仮想watsonx Center of Excellence（CoE）を設立し、すでに運用を開始している。このCoEは共同イノベーションセンターとして機能し、専任チームが両社のシナージーを最大化し、両社の能力を組み合わせてユニークなオファリングとソリューションを生み出すことを任務としている。

このパートナーシップを通じて開発された協調的なオファリングとソリューションは、企業がオープンソースフレームワークを使用して機械学習モデルを構築するという目標を達成しながら、ジェネレーティブAIの影響を拡大し加速することを可能にする可能性がある。これらのAI主導のソリューションは、組織が効率性と生産性を責任を持って向上させるのに役立つ可能性がある。

IBMエコシステムのGMであるKate Woolley氏は、説明可能性、透明性、信頼の基盤の上に構築されたジェネレーティブAIは、イノベーションの触媒となり、新しい市場機会を切り開く可能性があると強調し、このコラボレーションの可能性を付け加えた。

Woolley氏は次のように述べている。「Tech Mahindraとの協力により、watsonxの範囲が拡大し、さらに多くの顧客が信頼できるAIを構築できるようになることが期待される。コードの近代化、デジタルレイバー、カスタマーサービスなどのエンタープライズユースケースをサポートするために、私たちのテクノロジーと専門知識を組み合わせることを目指している」

この協力は、Vision amplifAIer、Ops amplifAIer、Email amplifAIer、Enterprise Knowledge Search offering、Evangelize Pair Programming、Generative AI Studioなどの最近の追加を含む、Tech Mahindraの高度なAI主導のオファリングとソリューションで企業を変革するという継続的な取り組みに沿ったものである。