Google は2026年3月19日より、Google Chat の会話リストに新しい 「ミーティング(Meetings)」セクション を追加するアップデートの段階的なロールアウトを開始しました。
これまで会議中のチャットはダイレクトメッセージに紛れてしまい、後から探しづらいという課題がありました。今回の新機能により、会議に関連する会話を専用セクションにまとめて管理できるようになります。
背景:Google Meet と Google Chat の統合
2025年後半から、Google Meet の会議中メッセージは Google Chat と連携するようになりました。これにより、会議中に共有されたフィードバックや資料が、会議終了後も Google Chat 上の共有会話として参照できるようになっています。
この統合では、以下のような機能強化も実現されています。
- 会議中メッセージへの絵文字リアクション
- 画像やファイルの Google Meet 内での直接共有
- 会議終了後も継続するチャットスレッド
今回の「ミーティング」セクションは、こうした統合をさらに一歩進め、ユーザーが会議関連の会話を効率的に整理・アクセスできる仕組みを提供するものです。
「ミーティング」セクションとは
「ミーティング」セクションは、Google Chat の会話リストに追加できる専用のグループです。過去および今後の会議チャットを一つのセクションにまとめることで、プロジェクトの議論や会議メモを素早く見つけられるようになります。
主なポイントは以下の通りです。
- 会議チャットの自動集約 — 会議が終了すると、会議中の会話が自動的にこのセクションへ移動
- フォローアップの効率化 — 会議後の継続的なやり取りもセクション内で完結
- 柔軟な配置 — セクションは会話リスト内で自由に移動・削除が可能
有効化の手順
この機能はデフォルトではオフになっており、ユーザー自身がオプトインする必要があります。
- Google Chat の会話リストで、任意のセクションの 三点メニュー(⋮) をクリック
- 「Create a meeting section(ミーティングセクションを作成)」 を選択
- 「Create(作成)」 をクリック
有効化すると、ダイレクトメッセージとスペースの下にミーティングセクションが表示されます。不要になった場合は、いつでも削除できます。
なお、機能が利用可能になると、アプリ内バナーやツールチップで新機能の案内が表示される場合があります。
管理者向け設定(Continuous Meeting Chat)
今回のアップデートに関連して、Google Workspace 管理コンソールにも新しい管理者向けコントロールが追加されています。
管理コンソールの Meet 安全設定 内に「Continuous meeting chat(継続的な会議チャット)」設定が追加され、以下の制御が可能です。
- デフォルト状態の設定 — 組織単位(OU)、構成グループ、個々のユーザーごとに「デフォルトでオン」または「デフォルトでオフ」を選択
- ホスト変更の制御 — 会議ホストが個別の会議でこの設定を変更できるようにするか、デフォルト状態をロックするかを選択
企業の情報セキュリティポリシーに合わせて、会議チャットの継続的な保存・共有を組織レベルで統制できます。
展開スケジュール
| 対象 | 開始日 | 備考 |
|---|---|---|
| Rapid Release ドメイン | 2026年3月19日 | 段階的ロールアウト(最大15日) |
| Scheduled Release ドメイン | 2026年4月2日 | 段階的ロールアウト(最大15日) |
対象ユーザー
この機能は、以下のすべてのユーザーが利用できます。
- Google Workspace の全プラン
- Google Workspace Individual
- 個人の Google アカウント
まとめ
Google Chat の「ミーティング」セクションにより、会議に関連するチャットの管理がこれまで以上にシンプルになります。特にリモートワークやハイブリッドワークが定着した現在、会議後のフォローアップを確実に行える仕組みは、チームの生産性向上に直結します。
Google Workspace をすでに導入している企業は、ロールアウト後にぜひこの機能を試してみてください。管理者は、合わせて管理コンソールの Continuous Meeting Chat 設定もご確認いただくことをお勧めします。
GleamHub では Google Workspace の導入・運用サポートを行っています。設定や活用方法についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。