Google フォーム × Gemini「質問候補」完全ガイド — AI でアンケート設計を効率化する方法 | GH Media
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Google フォーム × Gemini「質問候補」完全ガイド — AI でアンケート設計を効率化する方法

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Google フォーム × Gemini「質問候補」完全ガイド — AI でアンケート設計を効率化する方法

フォーム作成の「何を聞けばいいか分からない」を AI が解決

アンケートや申込フォームを作るとき、「質問の抜け漏れがないか不安」「もっと良い聞き方があるのでは」と悩んだ経験はありませんか。2026 年 4 月、Google フォームに搭載された Gemini の「質問の候補(Suggest questions)」機能が日本語を含む 28 言語に対応しました。AI がフォームの文脈を読み取り、次に追加すべき質問を自動で提案してくれるため、アンケート設計の時間と質が大きく変わります。

Gemini「質問候補」機能とは

概要

「質問の候補」は、Google フォームに組み込まれた Gemini の AI 機能のひとつです。フォームに 2 つ以上の質問を入力すると、フォーム下部に「質問の候補を取得する(Suggest questions)」ボタンが表示されます。これをクリックすると、Gemini がフォームのタイトル・説明文・既存の質問内容を分析し、2〜4 個の追加質問を自動で提案してくれます。

提案される質問には、質問文だけでなく回答形式(ラジオボタン、チェックボックス、自由記述など)や選択肢も含まれるため、そのまま挿入するだけでフォームが完成に近づきます。

対応プラン

「質問の候補」機能を利用するには、以下のいずれかの Google Workspace プランが必要です。

プラン利用可否
Business Standard / Plus利用可能(Gemini 機能が標準搭載)
Enterprise Standard / Plus利用可能
Education Plus(Google AI Pro for Education アドオン付き)利用可能
Google One AI Premium(個人向け)利用可能
Business Starter利用不可
無料の Google アカウント利用不可

対応言語

2026 年 4 月のアップデートで、英語に加えて日本語・韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語など 28 言語に対応しました。日本語でフォームを作成すれば、日本語で質問が提案されます。

使い方 — ステップバイステップ

Step 1: Google フォームを開く

ブラウザで forms.google.com にアクセスし、新しいフォームを作成します。Google Workspace にログインしていることを確認してください。

Step 2: タイトルと最初の質問を入力する

フォームのタイトルと説明文を入力し、2 つ以上の質問を追加します。Gemini はこれらの情報をもとに候補を生成するため、タイトルと説明文はできるだけ具体的に記載するのがポイントです。

: タイトルを「顧客満足度調査」、説明文を「弊社サービスの改善にご協力ください」とし、「総合満足度を 5 段階で教えてください」「最も満足した点を教えてください」の 2 問を入力します。

Step 3: 「質問の候補」をクリック

フォームの最下部に表示される 「質問の候補を取得する」 ボタンをクリックします。数秒で Gemini が候補を生成します。

Step 4: 候補を確認・挿入する

提案された質問の一覧が表示されます。各質問の横にあるチェックボックスで挿入したいものを選び、「○ 件の候補を挿入」 をクリックすれば、フォームに自動追加されます。

  • 不要な候補はチェックを外すだけで除外できます
  • 挿入後に質問文や選択肢を手動で編集することも可能です
  • 候補の品質が悪い場合は「Bad suggestion」をクリックしてフィードバックを送れます

Step 5: 必要に応じて繰り返す

質問を追加するたびに再度「質問の候補を取得する」をクリックすれば、更新されたフォーム内容に基づいて新しい候補が生成されます。

ビジネス活用シーン 5 選

顧客満足度調査(CS アンケート)

フォームのタイトルに「顧客満足度調査」と入れるだけで、Gemini は NPS(推奨度)スコアの質問、自由記述の改善提案欄、リピート利用意向などを提案してくれます。アンケート設計の知見がない担当者でも、調査設計のベストプラクティスに沿った質問を簡単に作成できます。

社内アンケート(従業員エンゲージメント)

「従業員満足度調査」や「リモートワーク環境調査」といった目的を設定すると、職場環境・コミュニケーション・キャリア支援に関する質問が自動提案されます。人事部門が定期的に実施するパルスサーベイの作成時間を大幅に短縮できます。

イベント・セミナー申込フォーム

イベント名と概要を入力すれば、参加動機・希望セッション・アレルギー対応・領収書要否など、運営に必要だが忘れがちな項目を Gemini が補完してくれます。申込フォームの抜け漏れ防止に効果的です。

採用面接前ヒアリングシート

「面接前アンケート」として作成すると、志望動機・前職の経験・希望年収帯・入社可能時期といった定番の質問に加え、「チームでの働き方で大切にしていること」のような定性的な質問も提案されます。面接の質を上げる事前情報を漏れなく収集できます。

製品フィードバック収集

「製品フィードバック」とタイトルを設定すると、機能への満足度、改善要望、競合との比較、価格に対する感想など、プロダクト改善に直結する質問が提案されます。開発チームとの情報共有にそのまま使えるデータが集まります。

質問候補 × 他の Gemini 機能の組み合わせ

Google フォームの Gemini 機能は「質問の候補」だけではありません。他の AI 機能と組み合わせることで、フォームの作成から分析までを一貫して効率化できます。

「Help me create」でフォーム全体を自動生成

「質問の候補」が既存フォームへの追加提案であるのに対し、「Help me create(フォームを作成)」 機能は、プロンプト入力だけでフォーム全体を一から生成します。

  • 「新入社員向けオンボーディングアンケートを作って」と入力するだけで、タイトル・説明文・質問・回答形式がすべて自動生成されます
  • Google ドキュメントや PDF を参照させて、その内容に基づいたフォームを作ることも可能です

おすすめの使い分け: まず「Help me create」でフォームの骨格を作り、その後「質問の候補」で足りない質問を補完する、という 2 段階のワークフローが効率的です。

回答の要約・テーマ分析

フォームの回答が集まったら、Gemini の回答要約機能を活用しましょう。自由記述の回答から主要なテーマを自動的に抽出し、グループ化してくれます。

  • 3〜200 件の回答がある場合に利用可能です
  • テキスト回答の傾向を定量的に把握できます(「価格に不満」が 35% など)
  • 2026 年 2 月のアップデートで、テキスト回答から定量的なインサイトを得る機能も追加されました

活用の流れ:

  1. 「質問の候補」で質の高いフォームを作成
  2. 回答を収集
  3. Gemini の要約機能でテーマと傾向を自動分析
  4. 結果をスプレッドシートに連携して詳細分析

管理者が確認すべき設定

組織で Gemini 機能を利用するには、Google Workspace の管理者が事前に設定を行う必要があります。

Gemini の有効化手順

  1. Google 管理コンソール(admin.google.com)にログインする
  2. 左メニューから 「アプリ」→「Google Workspace」 を選択する
  3. 「Gemini の設定(Settings for Gemini)」 を開く
  4. 対象の組織部門を選択し、Gemini を「オン」にする
  5. 変更を保存する

設定変更後、すべてのユーザーに反映されるまで最大 24 時間かかる場合があります。

「スマート機能とパーソナライズ」の確認

「質問の候補」機能を利用するには、管理コンソールで「スマート機能とパーソナライズ」がオンになっている必要があります。この設定がオフの場合、ユーザーのフォーム画面に「質問の候補」ボタンが表示されません。

データの取り扱い

Gemini がフォームの内容を分析する際、フォームのタイトル・説明文・質問テキストが処理対象となります。ただし、Google Workspace の Gemini 機能では、ユーザーのデータが AI モデルのトレーニングに使用されることはありません。機密性の高いアンケートでも安心して利用できます。

従来のフォーム設計との比較(Before / After)

項目Before(従来)After(Gemini 活用)
質問の設計担当者が一から考え、テンプレートを探すAI が目的に応じた質問を自動提案
所要時間30 分〜1 時間10〜15 分
質問の抜け漏れ経験と知識に依存AI が多角的な視点で補完
回答形式の選択手動で最適な形式を検討質問内容に適した形式を自動設定
回答の分析スプレッドシートで手動集計Gemini が自動で要約・テーマ抽出
多言語対応翻訳サービスを別途利用28 言語で質問候補を生成可能

特に「アンケート設計の経験が少ない担当者」にとって、Gemini の質問候補は大きな助けになります。質問の質が上がれば回答の質も上がり、結果としてビジネスの意思決定に活かせるデータが得られるようになります。

まとめ

Google フォームの Gemini「質問候補」機能は、アンケート設計のスピードと品質を同時に向上させる強力なツールです。

  • 2 つの質問を入力するだけで、AI が次の質問を自動提案
  • 日本語を含む 28 言語に対応し、グローバルな組織でも活用可能
  • 「Help me create」や回答要約機能と組み合わせることで、フォームの作成から分析まで一気通貫で効率化
  • 管理コンソールで Gemini を有効化するだけで、組織全体ですぐに利用開始

フォーム作成にかけていた時間を削減し、本来注力すべき業務に集中できる環境を整えましょう。


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記事を書いた人

照屋 塁

照屋 塁

ITベンチャー創業の元社会人野球選手。変化の早い世の中の波に乗り、世の中に価値あるサービスを出していきたい!と思い会社を設立

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