Wordの中で文書の下書きや要約を頼めるChatGPT for Word。導入前に確認したいのは、機能の有無に加えて、誰のアカウントで、どの文書を、どの契約条件で扱うかです。
OpenAIの公式ヘルプは、Freeを含むすべてのプランが対象で、2026年10月1日から既定で有効になると案内しています。ただし、これは会社のすべてのWordへ自動インストールされ、文書が自動送信されるという意味ではありません。アドインの導入、サインイン、組織の許可を分けて確認します。
2つの管理面を照合する
公式には、Microsoft 365管理者がアドインを許可することと、ChatGPTのワークスペース管理者が機能をON/OFFできることが説明されています。
| 管理面 | 確認すること |
|---|---|
| Microsoft 365 | アドインを導入・利用できる対象、配布・制限の状態 |
| ChatGPT | 業務用ワークスペースの機能設定、利用者、選択するワークスペース |
組織のChatGPTワークスペースで禁止しても、個人アカウントの利用方針まで同じ設定で管理できるとは限りません。実際にどの経路を制限できるかは、M365・端末・アカウントの管理範囲を含めて確認します。「片方でOFFにしたから、会社全体で利用不能」と判断しないことが大切です。
開いた文書と、他のローカルファイルは別
公式ヘルプでは、開いている文書を使った質問や修正ができます。一方、PC内の別ファイルを直接参照する機能とは区別されています。
利用者向けには、送信してよい文書の区分と、選択する業務用ワークスペースを具体的に案内します。例えば、検証では架空の提案書を使い、顧客名・契約金額・人事情報などを入れないと決めます。これは当社が実施済みの設定ではなく、導入評価の進め方の提案です。
データ利用はChatGPTのプランとデータコントロールに従います。Business・Enterprise・Eduのワークスペースでは、入力と出力を既定でモデル学習に使わないと説明されています。個人プランや個人の設定と混同せず、実際に使用する契約条件を確認してください。
無料プランが対象でも、無制限という意味ではない
9月20日に確認したヘルプは、利用モデルに応じたトークン単位の使用量と、プランごとの上限を説明しています。対象プランでは、Codexなど他の機能と利用枠を共有するとされています。
導入評価では、契約と使用量の表示を確認し、利用する人数・文書の大きさ・処理の回数を記録します。無料プレビューの報道だけを根拠に、長期の費用をゼロと見積もらないようにします。
9月中に用意する確認票
- M365とChatGPT、それぞれの管理担当と現在の許可状態。
- 検証対象者、使うアカウント、許可する文書の種類。
- 数字・引用・表の変更を人が確認する手順。
- 原本を残し、意図しない編集から戻す方法。
- 利用枠を確認する人と、本格展開を判断する日。
文書の校正が自然でも、重要な条件や数値が変わっていないとは限りません。最初の評価は、原本との差分を人が確認できる文書で行います。
2026年9月20日にOpenAIの公式ヘルプを確認。アドインのインストール、管理設定、文書編集の実機検証は未実施です。
生成AIの利用範囲と管理設定の整理は、グリームハブへご相談ください。









