自社の記事を検索で見つけてもらいたい。しかし、AI学習への利用は断りたい。この2つを分けるためにCloudflareが提供するのが、Disallow AI Trainingです。
ここで注意したいのは、単に「Block」を選べばよいわけではないことです。2026年9月15日の公式発表では、TrainingのBlockとBlock on pages with adsが、検索と学習を兼ねるクローラーにも適用されると説明されています。Googlebot、Bingbot、Applebotを止めれば、検索のための巡回にも影響します。
選択肢を、目的から読む
| 設定 | 判断のための要点 |
|---|---|
| Allow | 他のルールに阻止されなければ巡回を許可 |
| Disallow AI Training | 学習拒否を伝え、対象の混合用途クローラーには検索巡回を許可。その他の学習クローラーは遮断 |
| Block on pages with ads | 広告が検出されたページでは混合用途クローラーも遮断対象 |
| Block | 混合用途クローラーを含めて遮断対象 |
Disallow AI Trainingは、Bot Preference Syncによる意思表示と、クローラーの分類に応じた制御を組み合わせます。robots.txtを書けば、無視する相手を含むすべての学習を技術的に防げるという意味ではありません。
Bingの対応は、発表時点で完了していない
公式発表では、Bingのrobots.txtによる学習拒否への対応は2027年初頭を目標としています。9月20日時点でDisallow AI Trainingを選んでも、Bingへrobots.txtで学習拒否が自動的に伝わるとは案内されていません。 現時点の選択肢として、同発表はMicrosoftのNOARCHIVEなどの案内を参照しています。
「主要検索エンジンすべてに同じ効果がある」と判断せず、クローラーごとの対応と予定を確認してください。検索表示の維持も、他のWAFルールやrobots.txt、ページ側の設定まで含めた確認が必要です。
変更する前に残す記録
メディア運営での確認順として、次を提案します。
- 現状の設定を保存する。 Search・Training・Agentの選択、Bot Preference Sync、独自のWAFルールを記録します。
- 守る対象を決める。 学習への利用、検索巡回、AIによる閲覧を区別し、事業上の目的を書きます。
- 変更後の公開内容を確認する。 robots.txtの応答とボットのアクセスログを確認します。検索順位だけで、設定が効いたかを判断しません。
- 流入の変化を観測する。 変更日を記録し、Search Consoleの巡回・インデックス状況と流入を継続して比較します。
既存設定には自動移行のルールがあります。旧画面のスクリーンショットだけを見て現在の挙動を推測せず、現在値を確認してから変更します。広告を置くメディアでは、広告ページのみを対象にするBlockにも検索への影響がある点を確認してください。
2026年9月20日の公式資料に基づく調査記事です。当社サイトでの設定変更や、各クローラーの挙動検証を報告するものではありません。
検索流入とコンテンツ利用方針を整理したサイト運用については、グリームハブへご相談ください。








