サイトは公開日が最高到達点 — 作り直すか、直し続けるかの分かれ目 | GH Media
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サイトは公開日が最高到達点 — 作り直すか、直し続けるかの分かれ目

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サイトは公開日が最高到達点 — 作り直すか、直し続けるかの分かれ目

コーポレートサイトを公開した日が、そのサイトのいちばん良い状態でした。以後、少しずつずれていきます。

壊れたわけではありません。載っているサービス内容が古い。実績が3年前で止まっている。採用ページの募集職種が今の募集と違う。誰かが直そうと思えば直せるのに、直す時間を持っている人が社内にいない。 気づいたときには「そろそろ全面リニューアルですかね」という話になっていて、また数百万円の見積もりを見ることになります。

この繰り返しを前提にするか、別の形にするか。ここが発注の形を決める分かれ目です。

3年ごとに作り直す形が成立していた理由

数年おきの全面リニューアルという形は、それなりの合理性がありました。

サイトを直すたびに制作会社とやり取りするのは手間がかかります。1ページ直すために見積もりを取り、依頼し、確認する。この往復のコストが1回あたりで見ると小さくないため、まとめて頼んだほうが安いという判断になります。まとめるなら、どうせなら全部作り直そう、となる。

この形が今も合理的かどうかは、何を目的にサイトを持っているかによって変わります。会社案内として存在していればよく、更新頻度が低い業種であれば、3年に一度作り直す形で問題は起きません。

一方で、サイト経由で問い合わせを取ることを期待している場合は前提が変わります。公開から2年経ったサイトは、内容が古いだけでなく、検索の結果でも他社に押されていきます。作り直した直後だけ調子が良く、また落ちていく波を3年周期で繰り返すことになります。

直し続ける形にしたときに、何が変わるか

小さく直し続ける形にすると、費用の出方が変わります。一括で数百万円が出ていく代わりに、継続的に費用が発生します。総額として安くなるとは限りません。 変わるのは、費用の性質と、得られるものです。

比べる軸数年ごとに作り直す小さく直し続ける
費用の出方数年に一度まとまって出る継続的に発生する
サイトの状態公開直後が最良、以後は下がる波が小さく、更新が実態に追う
社内の関与リニューアル期間に集中する少量が継続的に発生する
検索での立ち位置作り直しのたびに評価が揺れる蓄積が途切れにくい

3行目の「社内の関与」は見落とされやすい項目です。全面リニューアルは、原稿の準備、写真の手配、社内確認が数か月に集中します。その期間、担当者は通常業務と並行してこれを回すことになります。継続改善に切り替えると、この山が無くなる代わりに、月々少しずつ関与が必要になります。担当者を置けない会社では、この「少しずつ」が続かず、結局止まります。

つまり、どちらが優れているかではなく、自社に継続的に関与できる人がいるかどうかで選ぶ性質のものです。

公開日を頂点に下がり続ける形と、小さな改善で波を抑える形を比較し、選択が社内の関与体制に依存することを示した図

判断に使える3つの問い

自社がどちらに向いているかは、次の問いで概ね切り分けられます。

サイト経由の問い合わせを数えているか。 数えていない場合、直し続ける形にしても効果が測れず、費用の妥当性を判断できません。まず計測から始めるほうが順番として正しくなります。

更新したい内容が月に1件以上あるか。 実績、事例、お知らせ、採用情報。これらが継続的に発生する会社は継続改善が噛み合います。年に数回しか動きが無い会社では、継続的な枠を持つ意味が薄くなります。

サイトの土台が今の要件に耐えるか。 これが最も大きい要素です。表示速度が遅い、スマートフォンでの表示が崩れる、更新のたびに制作会社に頼まないと文字ひとつ直せない。こうした状態では、直し続けようにも作業単価が下がりません。表示速度と体験の指標が現状どうなっているかを確認すると、土台を作り直すべきかどうかの当たりがつきます。

3番目に該当する場合は、一度作り直したうえで継続改善に移行する形が現実的です。作り直しか継続改善かの二択ではなく、順番の問題として扱えます。

費用の目安をどう見るか

作り直しを検討する場合の金額感は、ページ数と構成でおおよそ決まります。グリームハブの公称の目安では、ランディングページが30〜70万円、コーポレートサイトの小規模構成(5〜8ページ)が80〜150万円、標準構成(10〜15ページ)が150〜250万円です。正式な見積りは無料で提示しています。

継続改善側の費用は、何をどこまで任せるかで幅が大きく、一律の目安を出せる性質のものではありません。原稿は自社で用意して反映作業だけ頼むのか、企画から任せるのかで作業量が変わります。ここは要件を並べたうえで個別に見積もる領域です。

金額を比べる前に確認しておきたいのが、更新のたびに外注が必要な作りになっていないかという点です。更新のたびに制作側に依頼が必要な構造になっていると、継続改善の単価が下がらず、結局まとめて作り直すほうが安いという結論に戻ってしまいます。作り直すのであれば、次の3年で誰が何を更新するのかを、作る前に決めておくことが効きます。

次にやること

いま持っているサイトについて、最後に内容を更新した日を調べてください。トップページの文言でも、実績でも構いません。

その日付が1年以上前なら、次に作り直したとしても同じことが起こります。作り直す前に決めるべきは、デザインの方向性ではなく、公開後に誰が何を更新するかです。 ここが決まっていない状態での全面リニューアルは、3年後に同じ見積もりを見ることになります。

サイトの現状評価、作り直しと継続改善のどちらが自社に合うか、公開後の更新体制を含めた構成については、グリームハブのHP制作・リニューアル相談で承っています。現在のサイトの構造と社内の体制によって最適な形が変わるため、お問い合わせからご相談ください。

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記事を書いた人

鈴木 翔

鈴木 翔

技術の可能性に魅了され、学生時代からプログラミングとデジタルアートの分野に深い関心を持つ

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